ユニバーサルデザインタクシー ミニバンタイプのタクシーをよく見るようになった訳
最近、街を歩いているとミニバンタイプの大型タクシーを見かけるようになりました。料金は、普通のタクシーと同じなのか、なぜ増えてきたのか、調べてみました。
ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)
国土交通省によれば、
ユニバーサルデザインタクシーとは、健康な方はもちろんのこと、足腰の弱い高齢者、車いす使用者、ベビーカー利用の親子連れ、妊娠中の方など、誰もが利用しやすい"みんなにやさしい新しいタクシー車両"であり、街中で呼び止めても良し予約しても良しの誰もが普通に使える一般のタクシーです。
※運賃料金は一般のタクシーと同じです。
料金が同じとは、ビックリ。お得です
特徴は、
UDタクシーの特長
■特長1 車内空間
縦にも横にもゆとりのある空間を確保し、ゆったりくつろげる移動空間を確保。
■特長2 乗降口
乗降時や立ち座り時などの安全確保のため、握りやすく視認性の高い配色の乗降用手すりを装備。
また、スライドドアの開閉に連動するステップを装備し、乗降口の地上高を低くすることで安全で
スムースな乗り降りが可能に。■特長3 車いす乗降口及びスロープ
ゆとりのある高さと幅を確保することで、安全安心な乗り降りが可能に。
スロープ幅を広く、勾配を緩やかなものにすることで、安全でスムースな乗り入れが可能に。■特長4 車いすスペース
車いすのまま乗車できるゆとりあるスペースを確保。
■特長5 ラゲッジスペース
広々としたラゲッジスペースを確保することで大きな荷物も余裕で収納できます。
普及に向けて補助金が出ます
UDタクシーには認定制度があって、レベル1以上であれは、自治体によっては補助制度があります。
課題もあります
一番の課題は、車両メーカーの対応です。
製造しているメーカーが少ない(トヨタ、日産)
車いすの乗り降りに時間がかかる
乗車拒否が問題なっているケースもあるようです
東京新聞:UDタクシー相次ぐ車いす拒否 トヨタに改善求め1万2000人署名:社会(TOKYO Web)
UDタクシーに乗ってみようキャンペーン! 全国のみなさん、1回UDタクシーに乗ってください!運転手の接遇改善と車両の改善提案へ : DPI 日本会議
車椅子利用者の乗降に不慣れで、対応できる乗務員が少なく、乗降に時間がかかるため
車椅子利用に対して消極的な事業者もいる。
車椅子利用の場合に事前の予約が必要な事業者もいる。
などなど課題も多いです。
しかし、UDタクシーは、バリアフリー法の施行に伴い生まれたサービスです。
障がいのある人だけではなく一般の人も利用できます。大きな荷物やベビーカーも楽々です。
とても、いいサービスだし、タクシー利用の新たな需要を生み出すと思います。
早急な車両の改善と研修など乗務環境の整備をお願いします。