札幌市電に新型車両(シリウス)が配備。はやく乗ってみたい。
出典:札幌市交通局
これまでの経緯
平成27年12月20日に開業した路面電車ループ化事業。路線を延伸し環状化しました。これに伴い、従来の電車に加え3両の新型低床車両(ポラリス)が導入されてきました。車両や電停などが、トータルデザイン(GKデザイン機構)され、グッドデザイン賞を受賞しています。
延伸された札幌駅前通(国道)では、歩道側を走行するサイドリザベーション方式になっています。
車両は、3連節タイプで阪急電鉄100%出資のアルナ車両が製作。
ポラリスからシリウスへ
札幌市交通局では、順次車両の導入を進める予定であったが、メーカーが繁忙のため遅くなったが、今回やっと4両目配備された。
3連節から単車タイプになり、バリアフリー対応として通路の幅が広く、単車のため車両長が短くなり、乗車定員が少なくなりました。
札幌市交通局では、「札幌市路面電車活用計画(平成24年4月)」を策定し、路面電車を都心部のまちづくりに活用しております。これまでに路線のループ化に併せて、バリアフリーに対応した低床車両を3両導入いたしました。
今年度、新たに単車タイプの低床車両1100形1両を購入し、9月1日(土曜日)に開催した「2018市電フェスティバル」で公開するとともに、ご来場いただいた皆様の投票により愛称が「シリウス」と決定したところです。
乗務員の習熟訓練等の準備が整ったことから、新型低床車両1100形(シリウス)1101号車の営業運行を開始いたします。
運行開始日
平成30年10月27日(土曜日)
新型低床車両の時刻表が交通局のHP(ページ中ほど「市電新型低床車両時刻表」)にありました。乗りたい方はどうぞ
ループ化の効果は?
札幌市が行った調査(平成28年)では
・ループ化前に比べ、1日2千人の乗客が増えた
・移動時間の短縮化や効率的に運航できるようになった
・利便性が向上したため、路面電話にのってみたいという交通需要を誘発、徒歩から転換
・サイドリザベーション方式で歩道から安心して乗り降りできる。車いす利用者が増えた。
などの効果がみられたそうです。
※サイドリザベーションは、富山ライトレールでも短い区間ですがあります。
今年(2018)ループ化事業が国際交通安全学会賞を受賞
個人的な希望
2030年に、札幌駅に新幹線が乗り入れますが、路面電車も札幌駅に乗り入れてほしいと思います。交通面でもまちづくりでも大きなメリットがあり、札幌に来た人の印象も大きく変わるでしょう。
小倉駅にモノレールが乗りいれているのがとても印象的なように。