basara88’s blog

新サイトに移行しました www.basara88.work

カーシェアリングが大都市を中心にどんどん増えているようです

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が毎年やっている調査によると、カーシェアリングが急増しています。

この要因は、タイムズカーシェアが大都市を中心にどんどんステーションを設置しているためです。

 

f:id:basara88:20190802111811j:plain

 2019年3月の調査では、わが国のカーシェアリング車両ステーション数は17,245カ所(前年比15.4%増)、車両台数は34,984台(同19.8%増)、会員数は1,626,618人(同23.2%増)と、引き続き増加するとともに、会員数は160万人を超えました。

 

f:id:basara88:20190802085325j:plain

交通エコモビリティ財団

 

カーシェアリングとは、レンタカーとの違いは?

 似ているサービスですが、短時間利用の場合は、カーシェアリングのほうが安い。

 

カーシェアリングは、ネットで予約して、無人のステーションで貸し出し、ステーションに戻す。無人なので24時間利用できる。

ガソリン代、保険料が無料。

 しかし、車内は禁煙、ペット持ち込み不可、乗り捨てできない、車種があまり選べない、長い時間使うと距離料金がかかる。ガソリンの給油や簡単な洗車を契約しているスタンドですれば、割引になるサービスもある。

 

レンタカーは店舗での貸し出しになるので、営業時間によっては早朝借りて、深夜に返すことができない。保険料がかかる、ガソリンは満タンにして返す。短時間利用では割高になるケースが多い。乗り捨てできる。

 

カーシェアリングは、道路運送法の「レンタカー事業」に該当し、

当該配置事務所において貸渡し状況、整備状況等車両の状況を把握し、適確な管理を実施しなければならない。」

となっていたため、現在のような無人の受け渡しは、できませんでした。

1台の車を複数の人が、シェアして使うほうが、自動車の台数も減り、効率的で環境にもやさしいということから、各地で「特区」としてカーシェアリング事業がはじまりました。その後、法律が改正され、

「IT等を活用し、車両の整備・管理に支障が生じないような代替措置を講じることによって、無人の事務所での車両の貸し渡しが可能」となりました。

 

札幌でも、特区がありました。

・札幌カーシェアリング特区 平成17年3月28日認定、平成18年7月規制緩和項目の全国対応に伴い認定取消

 

札幌のカーシェアリング

調べてみたところ、札幌では全国展開している3社がステーションを設置しています。

①NISSANe-シェアモ

・市内には6つのステーション(中央区2、北区3、白石区1)

・車種は、リーフ、ノート、セレナ

・入会金なし、距離料金なし

・なかなか予約できないようですが、電気自動車一度乗ってみたいです。

e-sharemobi.com

②アースカー

・市内には、ステーション1箇所(中央区)※8/31に閉鎖と書いてます

・豊富な車種、GT-RAudiといった高級車・外車から、ワンボックスカーやオープンカー、コンパクトカーまで利用できる

・月額基本料金0円・入会金0円

 

www.earthcar.co.jp

③タイムズカーシェア

タイムズ駐車場で全国展開しているパーク24グループの会社です。タイムズ駐車場の一画にステーションを設けています。(レンタカー事業も別にやっています)

・市内ステーションは、248箇所(中央区、北区が多い)道内では函館、小樽、旭川、帯広、江別、苫小牧、千歳、赤井川村(キロロリゾートがあるから?)

・車種は豊富。ベーシッククラスとプレミアムクラスがあります。

・駐車場と連携したサービスなどが用意されています。

・車内喫煙などルールを守らない人は、退会させられるルールがあります。

会員資格の取り消し基準について | カーシェアリングのタイムズカーシェア

 

share.timescar.jp

まとめ

ステーションの数からみてもタイムズカーシェア一択です。パーク24は、昔からカーシェアリングの取り組んでいて、マツダレンタカーを買収しスタートしました。

カーシェアリングは、車を所有するコストと比べると、圧倒的に安いと思います。

若者が車を買わなくなったのと、年金生活者なども増えてくるので、利用者は増えていくと思います。

 

ところで、札幌で、カーシェアリング特区が認定できたのは、地元企業の「ウィンド・カー」が積極的に事業展開していたからです。しかし、時期尚早だったのか2011年に経営破綻してしましました。

https://www.hkk.or.jp/kouhou/file/no529_zirei-2.pdf

ウインド・カー - Wikipedia