年金生活になると生活費がいくらかかるのか、家計調査を元に調べてみました。
年金2千万円不足問題で根拠になっているのが、総務省の家計調査です。自分が年金暮らしになったら、毎月どのくらいの生活費になるのか、収支はどうか調べてみました。
試算するケース
・夫、妻 ともに現在62才
・65才の誕生日まで働く予定
・年金は、全額支給停止中
※年金額は、あくまで仮定です。
総務省家計調査(2018年)
・60才以上の無職(年金生活)世帯の家計収支
・60才以降の家計は赤字。60~64才の赤字が一番多い。年金が出ない、少ないためと思われる。
・消費支出が毎月かかるお金で、年齢とともに減っていきます。
・この表には、載ってませんが、60才以上の単身世帯の平均消費支出は、149,603円。
以上のことから、必要な生活費(平均)は、月額で
65才~69才 26万円
70才~74才 25万円
75才以上 22万円
単身 15万円
試算ケース
想定 夫 ~85才
妻 86才~90才(単身)
65才からの生活費トータルは
(5年×26万+5年×25万+11年×22万+5×15万)×12月=6,800万円
家計費の内訳
家計費の内訳をみると、住居費(1.3万円)が少ないです。住宅ローンを払い終えている人が多いのでしょうか。
わが家は、定年退職時に、マンションに住み替えたので、ローンが結構残ってます。
現在住宅ローン(7万円)と管理費等(3.5万円)で10万円以上払ってます。
家計費にその分の上積みが必要です。
(上積分 400万円(ローン)+MS管理費等(2万円)×12月×26年=1,076万円)
住宅ローン減税(10年間)が終わるころ一括返済したほうがいいです。
教養娯楽費が、10%と結構お金を使ってます。生きがいに関することなので気持ちよくわかります。
結局収支はどうなるのか
年金は年額で夫婦で330万円くらいになりそうです。単身では180万円。
・収入 21年×330+5年×180=7,830万円
・支出 6,800万円+1,076万=7,876万円
結果 -46万円
介護、葬儀、臨時費用などを考えると、厳しいです。
また、自動車の維持費も結構かかっているので、70才を過ぎたらやめたほうがいいかもしれません。
会社の理解が得られれば、出勤日数を減らして、65才以降も働けたらいいです。
実は、社会とのつながりが持てるので、働くことが好きなんです。