札幌の創成東地区では、プレイスメイキングの取り組みがスタートしてます
先日オープンスペースの記事を書きましたが、誰でも利用できる居心地のいい場所があれば、色々な人と交流したり安らぎを感じたりすることができます。プレイスメイキングという取り組みが始まっています。
プレイスメイキングとは
自宅と職場だけではなく、第3の居場所「サードプレイス」が必要だとも言われています。具体的には、カフェ、図書館、クラブ、公園などでしょうか。
プレイスメイキングは、人によって意味合いが若干変わりますが、まちづくり関係では、公共空間を活用して、賑わいや安らぎを感じられるプレイス(居場所)を作ることを指します。
近年、国内外で実践されている、街なかにある十分に利用されていな様々な空間を、そこを訪れる人々が立ち寄り、交流し、時間を過ごしたいと思える価値・愛着のある「居場所」に変えるための取組。
札幌市資料
創成東地区
札幌市のコアな中心部に近接する地区ですが、低未利用地が残るなどの課題もあり、まちづくりが急がれる地区です。都心居住のマンションが急増しています。
最近では、まちづくり組織として、「一般社団法人さっぽろ下町づくり社」ができるなどまちづくりの気運が高まっています。
また、札幌市の都心のまちづくりで「ターゲットエリア」に、地区内の東4丁目線を「いとなみの軸」に位置付けてられています。
実証実験
さっぽろ下町づくり社、札幌市、地元企業、町内会が中心となって、昨年(平成30年)の9月に実証実験を予定していましたが、地震のため延期され、規模を縮小して10月に行われました。
東4丁目線の整備
東4丁目線は、サッポロファクトリーの再開発が行われる際にも、クランク状になっていて、危険であるとの指摘がありました。
札幌市では、一部区間の用地を買収し、直線化する検討をおこなっているようです。
そうなれば、活用可能な空間が新たに生まれ、プレイスメイキングの展開が可能になってくるのではないかと思います。
おまけ
↓これは、昨年(平成30年3月)に行われた創成東地区フォーラム(開催結果)のパンフですが、
http://ww.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/areamanagement/documents/soseihigashistushin3.pdf
2枚目の下のほうに、絵がかいてあります。これは、パネルディスカッションの議論(実証実験)を文字ではなく、イラストにしたものです。パネリストの林氏が即興で書いたのです。すごい才能だ!!!