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ベロタクシーは、まちのアクセント

札幌でも走っている「ベロタクシー」。カラフルなデザインで人目を引きますね。どんなシステムで運行されているのか、調べてみました。

 

ベロタクシー(VELOTAXI)とは

VELOはラテン語で自転車。自転車タクシーですが、車体は普通の自転車とは、全然違います。

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出典:VELOTAXIさっぽろ

べロタクシー車両

ベロタクシー@japanのHPで車両を販売してますが、値段は分かりませんでした。百数十万円するようで、中古車は、その3分の1ぐらいです。

流線型の卵型ボディーで、定員は後ろの席に2名(子供も一緒だと3名)。車体は140キロ程度。2人乗車で坂道を登るのは困難なので、電動アシストと変速システムを装備。ウィンカー。ブレーキランプがついています。

 

ベロタクシー販売 | ベロタクシー®ジャパン【公式】

 

札幌の運行団体

NPO法人エコ・モビリティ・サッポロが地球温暖化防止を目的に、2008年4月から開始しました。

velotaxi-sapporo.jp

 

 

許可が必要なのか?

ベロタクシーは道交法で、自転車と同じ軽車両になるので、運転には免許証はいりません。

 

公道を走るには、許可がいるのでしょうか?

公安委員会の規則や細則では、「二輪又は三輪の自転車には、運転者以外の者を乗車させないこと」となっていて、ベロタクシーの走行を認めていない地域があります。(運転手だけの走行は可)。

北海道では、「他人の需要に応じ、有償で自転車を使用して旅客を運送する事業の業務に関し、当該業務に従事する者が、1人又は2人の者をその乗車装置に応じて乗車させてい

る場合」は、OKなので、運行できます。

 

白タクが問題になってますが、道路運送法では軽車両の有料運行は対象外ですのでOK。

走行のルールは、自転車と同じで、車道の左側走行で右折するときは2段階右折です。

 

事業性は、ともかく個人でも営業運行できそうです。

 

運賃だけでやっていけるのか

運賃は、初乗り300円+100mごとに50円、貸切30分二千円、1時間三千円となっていて、個人でこれを商売にして生活していくのは厳しいのではないでしょうか。運行に関わる収入で一番大きいのが車体の広告収入です。

 NPO法人エコ・モビリティ・サッポロのの資料によると、団体としてはイベント参加、助成金、受託事業なども行っていて、その中の1つの事業です。車両の劣化やドライバーの確保などの課題も抱えているようです。

 

 

まとめ

ベロタクシー導入の目的は、環境啓発、観光まちづくり、イベント・プロモーション、広告業などが考えられます。

ベロタクシーの運行を行っているのは、環境系のNPOが多いようです。広告もド派手なものではなく、よくデザインされて街の魅力を引き立てるアクセントになっています。

道路を車とともに走行するので、ドライバーに環境をPRするいいメディアですね。色々工夫しながら事業を続けていってほしいです。

 

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出典:VELOTAXIさっぽろ