大通まちづくり会社は、どんなことをしているか その1
大通まちづくり会社の仕事
大通まちづくり会社ができるまでは、商店街や商工会議所のいろいろな取り組みがありました。そのことが、会社設立の原動力になっています。どんな仕事をしているか調べてみました。
さっぽろホコテン
昭和48年から、札幌駅前通と南1条通(大通地区)で、歩行者天国が実施されています。春から秋にかけて、土日に様々なイベントが行われ、札幌中心部の伝統ある催しとなっている。
当初は、2つの通りの商店街が主体の実行委員会が行ってきましたが、現在はまち会社が主体となっています。
長くホコテンが行われてきたこともあり、2つの通りには駐車場の出入り口がほとんどなく、歩行者にはより快適な空間となっています。
2015年に札幌駅前通に市電のループ化により、軌道が設置され電車が運航しています。ホコテンのイベント時には、運行せず、折り返し運転をしています。(10日位)
主なイベント YOSAKOIソーラン祭り、市民音楽祭、四番街まつりなど
大通まちづくり会社は、ホコテンの実績をもとに、道路などの公共空間を使った様々な取り組みを行ってきました。
たとえば、以前紹介した「大通すわろうテラス」。その前段ではオープンカフェの社会実験、荷捌き対策、路上自転車対策、観光バス駐車対策など札幌市や国土交通省と連携して行ってきた実績がありました。
行政との連携を力に、色々な規制(道路占用、使用)を緩和させてきました。
カモンチケット
デパートや大型店では、2千円以上買い物すると1時間駐車無料などのサービスを行っているところが多いです。これを商店街など面的に実施するのが共通駐車券制度です。
札幌商工会議所が中心市街地活性化施策として、大通地区を対象に2004年から共通駐車券制度(カモンチケット)を始めました。会社設立時にまち会社に事業が移管し、駐車券の売り上げの手数料が、まち会社の貴重な収入となっています。
■どんなチケットなの?
加盟駐車場に車をとめて加盟店舗でお買い物をすると、お買い上げ金額に応じて共通無料駐車券(愛称:カモンチケット)がもらえます。
チケットは30分・60分・90分の3種類あり、60分、90分は当日限り、30分券は、ためて後で使えます。
もらえるチケットの種類は、加盟店によって異なります。
加盟駐車場では、一度に複数枚のチケットが使えます。(90分を2枚使用して、3時間無料など)
■メリットは?
この駐車券サービスにより、「駐車場さがし」や「駐車場待ち」が減ることが期待され、気兼ねなく色々なお店を歩いて回ることができるようになりました。
■どこでチケットが利用できるの?
実施エリアは、大通地区(北1条~南4条、西1丁目~西7丁目)です。
加盟店舗や加盟駐車場の最新情報は、札幌大通まちづくり株式会社のホームページ(http://sapporo-odori.jp/cmon/)や、市役所本庁舎、各区役所等で配布しているパンフレット等でご確認ください。
出典:札幌市