basara88’s blog

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家を建てたり、マンションを購入するとき、どの地区が将来有望か調べる方法

これからは、どこに住むが大事 

 人口が減ってくると、空き家が増えたり、若者が減って高齢者が多くなり、活力のない魅力のない地域になってしまします。

 以前、私の住んでいた区は、札幌市内で人口減少と高齢化が一番著しい区でした。高度成長期には、大規模な住宅開発が行われ、多くの人がマイホームを購入しました。

 しかし、最近は子供が成人し家を出て、残った老夫婦が家を売って、中心部や地下鉄駅の近くのマンションに移り住むなどで、空き家が急増していました。

 人口の減少とともに店舗がなくなって買い物が不便、バスなどの公共交通サービスも低下し、病院や区役所へも行きにくいなど負のスパイラルです。

 また札幌では、冬季の除雪が高齢者には大変な負担になるので、郊外のマイホームから交通の便利なマンションに移り住みたいという人は多いようです。

 

 都市計画の話です。立地適正化計画を調べてみよう。

 結婚や出産、住み替えなど、いろいろなライフステージで、どこに住んだらいいか、どの地区が将来有望かをしらべる方法があります。

 まず都市計画の話ですが、 たとえば、家を建てる場合は、市街化区域内であれば、用地地域にあえば、建てることができます。

 その結果どうなったというと街が低密度で、メリハリのない市街地になってしまいました。日本中のまちは、そうなってます。

 人が減ってくると低密度なので、公共サービスやバスなどの交通サービスも難しくなってしまします。

 そこで、市町村の「都市計画マスタープラン」という制度が創設されました。都心部や鉄道駅の近くに人や都市機能を集約するという「コンパクトシティ」を目指す都市が増えてきています。しかし、この都市マスはあまり具体的なものではありません。

 この都市計画マスタープランをさらに高度化したのが、「立地適正化計画」です。市街地のうちこの地区の人口を増やします(あるいは維持します)という「居住誘導区域」やさらに地域の拠点となるところは、病院、商業施設、公共施設などを誘致する「都市機能誘導区域」を指定することになっています。

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出典:国土交通省

市町村のホームページで調べてみよう

 これから住むには、居住誘導区域や都市機能誘導区域がいいと思います。自治体にとっても、国から財政面や法律の運用面での支援や税制支援があり、色々な施設整備や都市計画の運用緩和なども期待できます。 

 市町村のホームページで調べて、計画がないところもあるかと思います。この計画のむずかしいところが、区域からはずれる地区にどう説明するかなんです。うちの地区を見捨てるのか、不公平じゃないかと・・

 たしかに不公平なんです。ですから、計画策定済みの自治体にすんでいる方は、立地適正化計画チェックしてみてください。