札幌市の新しいホールが完成。hitaru(ひたる)こけら落とし
単純な疑問
旧厚生年金会館ホールの後継となる札幌市の新しい多目的ホールhitaru(ひたる)が10月7日オープン。隣の街区に市民ホールがあるのにどうして?と思った人もいると思うので、解説。
これまでの経緯
・昭和33年オープンの旧市民会館が耐震強度の不足と老朽化のため平成19年3月休館
・この時旧市民会館の後継施設は、創世ⅠⅠⅠ区(そうせいさんく)内に設置する方針
・旧市民会館は稼働率も高かったため、後継ホールができるまで(いわば仮設の)代替施設を建設(現市民ホール)
・北海道の芸術文化拠点だった旧厚生年金会館ホールが、年金制度改革(年金の無駄遣い)により売却されることに。市民有志による存続運動がおこり、平成20年に札幌市が購入する。
・平成30年10月札幌創世スクエア内の札幌市の多目的施設「札幌市民交流プラザ」に新ホール:札幌文化芸術劇場(愛称:hitaru)が完成オープン。
参考資料
http://www.city.sapporo.jp/kikaku/downtown/project/documents/kihonkeikaku_1.pdf
まとめ
まとめると、新ホールは当初旧市民会館ホールの後継施設だった。
しかし厚生年金会館を市が購入することとなってしまったため、現市民ホールを存続し、新ホールを厚生年金会館の後継ホールとした。
といことは、現市民ホールは、短期間の利用を前提にした安普請の施設なので、もうすこし手を入れて、機能向上をしてほしいと思います。
参考:1000席以上の多目的ホール
・教育文化会館(大ホール:1,100 席、小ホール:360 席)、札幌市民ホール(大ホール:1,500 席)、札幌文化芸術劇場(2,302席)
・ちなみに音楽専用ホールの札幌コンサートホール(愛称:きたら、大ホール:2,008席、小ホール:453 席)が中島公園内にあります。